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急ではありますが、この度、仙台に転勤になり、監督を退任することになりました。5年前の就任当時、プリムローズは、3部でも最下位のチームでしたが、ここ数年で、ようやく2部昇格を狙えるチームになりました。これもひとえに、コーチ陣の指導、OBの方々、保護者の方々のご理解とご支援があったからに他ありません。監督就任以来、市川先生、坂井先生、足立先生に勇気付けられ、コーチ陣に支えられながら、充実して過ごせた5年間でした。部長の先生がた、コーチの皆さん、また社員、審判を買って出て下さった中堅OBの皆さん、練習に応援参加して下さった若手OBの皆さん、皆さんに心から感謝しています。ありがとうございました。
5年前を思い起こせば、プリムローズは、財政的難、部員数不足で、廃部寸前の状態でした。その時、唯一救われたのは、大澤(16期)・細田(16期)・丹野(17期)・後藤(23期)という優秀なコーチ陣に恵まれていたことでした。こうして、2部を狙えるチームに変貌を遂げたのも、彼らの力なくしては、あり得ませんでした。
中国の三国時代に蜀という国がありました。劉備という主君には、軍師、諸葛亮の他に"五虎将軍"とよばれる人達が集っていました。私が、監督として抱いていたのは、「監督たるもの劉備のごとくあれ」という一念でした。上に立つものは、人を大事にし、人が集まるようにすることこそ肝要であるというのが彼の生き方でした。人が集まるチームは栄えるが、人が寄り付かないチームは衰退します。今後もプリムローズが多くの人が参集し、益々繁栄することを切に願います。
後任に就いては、元監督の近藤さん(7期)が、引き継いで下さることになりました。近藤新監督の下で、プリムローズが益々発展していくように、私も一OBとして貢献していきたいと思います。最後に、「お互い必要とする存在との出会いは、人の心を動かし、大きな知恵の原動力となる。」を贈る言葉とします。5年間本当にありがとうございました。
2009年4月24日 田村 靖典