2005年の副将を務めさせて頂くことになりました、小泉直士です。一年間よろしくお願いいたします。
私たちプリムローズは、昨シーズン3部リーグ6位という成績でした。それなりの試合をしても、結局は自分たちのミスで負ける、その繰り返しでした。夏以降トレーニング不足になったり、この試合は勝てるだろうと試合前に油断したこともありました。私たち上級生の考えの甘さや油断により、準備不足に陥りこのような結果を招いてしまったのだと思っています。自分に対して残念で仕方がありません…。
ところで、みなさんは『アイシールド21』をご存知でしょうか? 『アイシールド21』とは、現在、週間少年ジャンプで連載中のアメフト漫画です。4月からはアニメとしても放送が開始され、今後、この漫画の影響によりかつてのバスケットやテニスのようにアメフトも人気が高まり、競技人口の拡大が期待されます。その『アイシールド21』の中でこんな言葉が紹介されています。
フィールドでプレーする誰もが必ず一度や二度屈辱を味わわされるだろう。打ちのめされたことのない選手など存在しない。ただ一流選手はあらゆる努力を払い速やかに立ち上がろうとする、並みの選手は少しばかり立ち上がるのが遅い、そして敗者はいつまでもグラウンドに横たわったままである。
テキサス大 フットボールコーチ ダレル・ロイヤル
12月11日の入れ替え戦からおよそ4ヶ月が過ぎました。プリムローズの選手はこの4ヶ月の間に再び立ち上がることができたと思います。今シーズンも人数不足やブロック編成から考えても昨シーズン同様苦しいシーズンであることは間違いありません。ただ、今シーズンが昨シーズンと違う点は昨シーズンを経験したことです。私たちは失敗を経験しました。もし今後、屈辱によりフィールドに伏すことがあっても、この苦い"経験"がチームの全員をまた立ち上がらせる源になるはずです。立ち上がるのが速やかか、それとも時間がかかるか、ということよりも、今シーズンの最終戦の残り時間がゼロになったときに、プリムローズのひとりひとりが、そしてチームが、しっかりとフィールドに立っていること、誰も横たわったままでいないことが私の副将としての目標です。この目標に向かい最大限努力していこうと思っております。
最後になりましたが、OBの皆様、また関係者の皆様には日頃からご支援をいただきありがとうございます。今後も変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。