メッセージ from プリムローズ

第11回(その3)、28期 高橋、1年を振り返って

今シーズンを一言で振り返るとしたら、辛くて長いシーズンでした。

副将も任され、自分なりの責任を持ってスタートしたシーズンでもあり、新入生の勧誘や春シーズンのトレーニングなど誰よりも盛り上げてきたつもりでした。教育実習のためOB戦にも出られず、千葉大戦にも十分なトレーニングができない状態で望んだため、チームには大変迷惑をかけました。千葉大戦の敗戦によってこのままではいけないと思ったと同時に、夏の練習次第でまだまだどうにかなるのではないかと思ったのも事実です。

その後はただただがむしゃらに練習に取り組んできたつもりではいましたが、このころから徐々に自分のことに集中しすぎて、副将でありながら、チームを客観的に見ることができなくなっていたかもしれません。今になって思うことは、2部練習の効果もあまり感じられず、下級生からは逆に時間だけを奪ってしまったような気がして反省しています。

夏休みも終わりに近づくころからは、いくら練習しても不安ばかりが先行し、試合が近づいているにもかかわらず、試合に勝つことよりも、少しでも不安を取り除きたいということで頭がいっぱいだったように思います。

3年生にもなるとシーズンインまではあっという間で、ドタバタのなかでシーズンに突入してしまったような気がします。毎試合、勝てると思って試合をしている時間がありましたが、インターセプトやファンブルによって攻撃権を失い、1TD差の試合が続いたときには、やりきれない気持ちでいっぱいでした。

結果、リーグ戦では1勝もできずに入れ替え戦になってしまいましたが、このころになってやっとチームとしてまとまってきたような気がします。入れ替え戦では、QBを任された吉田(29期 #23)が1TD、2インターセプトの大活躍で、見事チームを勝利に導いてくれました。また、1年生もTDやパスキャッチを見せるなど成長した姿を見せてくれました。

辛くて長いシーズンで、自分はほとんど何もできず、結局最後まで後輩に助けられていたような気がします。そして何より、4年生に助けられました。2人という少ない人数ながら、最後まで気持ちが折れることなくチームを引っ張ってくれました。4年間本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。


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