THE PLAY

 最終節のThe Playは第4Qの最後の逆転のドライブにおいて、 3rdダウン9ヤードの絶体絶命のピンチを落ち着いたクォーターバッキングで コンバート(17ヤードのパス成功)したQB佐々木(#87・3年生)に決定。 エースRB小笠原の活躍ばかりが目立つ今シーズンであったが、 最終戦のQB佐々木の頑張りはAFCに10年ぶりにスーパーボウル・チャンピオンの座を もたらした元デンバー・ブロンコスの名QBジョン・エルウェイの言葉を筆者に思い出させてくれた。


『テレル ※ はどんな状況でも走ってくれる。
 自分は3rdダウンをコンバートしたに過ぎないんだ』

※  テレル・デービス=当時のAFCのトップランナー。 エルウェイは彼を走らせるために自慢の豪腕を封印してまでランプレー中心のチーム作りをし、 リーグ制覇を勝ち取った。

 本当に勝てなかったシーズン。 チームの司令塔でもあるQBにとっては非常に辛いシーズンだったのではないかと思う。 しかし、最終節で少しだけ男になった。 来季は最終学年、彼はもっと素晴らしいクォーターバッキングを見せてくれるだろう。



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