ゲーム解説今シーズンもOB戦の日がやってきた。 何はともあれ選手たちにとっては今シーズン初試合ということになる。 昨今の部員数の減少による要因が大きいが、OBチームの方がサイドラインにいる人数が多かった。 悲しい事実である。 前半戦試合は現役チームのリターンからスタート。 KR佐々木(#87・4年生)の好リターンで現役チームはハーフからの1stシリーズ。 TE大沢(#29・4年生)へのパス、 FB谷中(#19・4年生)のダイブで小刻みに前進しOB陣36ヤード地点まで前進。 ここで現役チームはTB小笠原(#80・4年生)が中央ブラストプレーから36ヤードを一気に走りきってTD。 ライン戦では圧倒的に不利かと思われたが、 ランプレーを中心にOBチームの出鼻を挫く見事な先制ドライブであった(キック成功で7対0)。 OBチームのスタートQBは高橋(20期・マッカリー高校出身・ホンマか?)。 昨年のOB戦では甲賀(こうが)仕込みの手裏剣パスを縦横無尽に投げ分けて自チームのWRをも玉砕してしまったという経緯がある。 今年こそはとの意気込みで1stプレーからドロップバック(パス)を連発。 しかし、有効的なパスは1回も通らぬまま、 フリ・フリッカーのパスをCB佐々木(#87・4年生)にインターセプトされ、 そのままリターンTDを献上。 OBチームにとっては、あれよあれよという間の失点となってしまった(キック成功で14対0)。 しかし、一応フォローしておくが、QB高橋はドロップバックの視野は狭いが、 アフター5(ファイブ)の視野はとても広いらしい。 独身の大城(20期・この日は審判、お疲れ様。)を引き連れて、 夜な夜な合コンを催してはリーダーシップを発揮しているとのことなので、 今後の彼の活躍には充分に期待できるだろう。 試合の方は前半終了間際、 P西坂(20期・現在Xリーグ五洋建設のSF・何でパンターやってんの?) のパント・フェイクランが大きくゲインしてチャンスをつかんだOBチームが、 同じく西坂へのミドルパスでゴール前まで前進し、 最後はTB米山(19期・T野氏の愛弟子)の力強いランでTDをもぎ取り、 14対7で折り返すこととなった。 余談になるがTB米山はこの6月に結婚するらしい。メモリアルTDおめでとう。 後半戦後半戦に入りしばし膠着状態が続いたが、 接戦ムードを現役チームのこの男が吹き飛ばした。 エースRB小笠原だ。 3Q中盤、 自陣45ヤードでハンドオフを受けた小笠原はOBディフェンス陣を次々とかわして怒涛の55ヤードTDラン。 このプレーは右のブラストプレーだったが、 彼が走りぬけたホールは左のオープンだった。 恐るべき彼の個人技で現役チームはモメンタムを一気につかんでしまったのだ(キック成功で21対7)。 このTDの後は現役チームがペースをつかみ、 4QにはWR高橋(#81・2年生)への29ヤードのTDパスが決まり、 駄目押しの27点目をゲット。 結局、27対7のファイナルスコアで現役チームの勝利となった。 総括何はともあれ今シーズン初勝利おめでとう。 しかし、『勝って兜の・・・』という言葉じゃないが、 現役チームは決して気を緩めてはいけない勝利内容だったと思う。 勝ち試合とはいえ反省点を多く出し、 次回は内容の良い勝ち方が出来るように更なる精進を続けて欲しい。 OBの皆さんは本当にお疲れ様でした。 上の文章に登場した人物以外にも大勢のOBの方に参加して頂いて、 試合後のバーベキューも含め近年まれに見るとても良いOB戦になったと思います。 これからもPRIMROSE(プリムローズ)を盛り上げていきましょう。 最後に入部を決意してくれた1年生へ。 PRIMROSEへようこそ。 これから辛いことや楽しいこと、たくさんあると思いますが、 どうか4年間がんばり抜いてください。そうすればきっと何かを得られるかと思います。 一緒に強いPRIMROSEを築いていきましょう。 (文:17期 丹野) BACK |