ゲーム解説

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
埼玉大学 7 0 14 0 21
立正大学 0 0 7 0 7

粘り強く守って2連勝!

第二戦の対戦相手は立正大学。同大オフェンスはIフォーメーション、長身QBを中心にラン・パスバランスの良い攻撃を仕掛けてくる。そしてディフェンスは43。機動力を生かした集まりの良い守備が特徴だ。


前半戦


先制したのはPRIMROSE(プリムローズ)。ディフェンスのビッグプレーから得点機が訪れる。立正大陣内34ヤード地点で同大オフェンスをパントに追い込んだPRIMROSEディフェンスだったが、このパントを大外からラッシュをかけたOLB及川(#15・1年生)がブロック。敵陣5ヤードと絶好の位置でオフェンスに攻撃権を供給する。ここからPRIMROSEオフェンスはTE渡辺(#80・3年生・LB兼任)に5ヤードのパスをヒットして非常に良い流れからTDを奪うことに成功する(キック成功で7対0)。

しかし、ここからこう着状態に突入する。PRIMROSEオフェンスは小刻みにゲインはするものの、FGの失敗やファンブルなど、決め手に欠いた展開となった。しかし、ディフェンスの視点で見ればDE千葉(#54・1年生・OL兼任)の鋭いチャージからのファンブルフォースやOLB及川の度重なるソロタックルなど、1年生を中心とするフレッシュなメンバーの活躍が光った。


後半戦


3Qに入りゲームが動く。序盤、自陣31ヤードからの攻撃であったが、FB中川(#28・4年生・DB兼任)、TBレイエス(#22・2年生・LB兼任)にショート、ミドルのパスをリズム良くヒットさせて敵陣19ヤードまで迫ると、ここからTBレイエスが中央右付近を一気に駆け上がりTD。この日もTBレイエスのランは好調だったが、OL安達(#73・4年生・DL兼任)のブロックも随所でランプレーを下支えしていた(キック成功で14対0)。

しかし、追加点もつかの間、この返しのシリーズで立正大オフェンスに48ヤードの一発ロングパスTDを決められゲームは再び緊迫状態に。粘りを見せていたPRIMROSEディフェンスであったが、一瞬の隙を突かれる形となった。

一瞬の出来事に流れが傾きかけたが、ここからPRIMROSEオフェンスが粘りのボールコントロールを見せる。自陣31ヤードからの攻撃であったがTB中川のランをベースに、TE渡辺、WR加藤(#85・4年生・LB兼任)にショート、ミドルのパスをデリバリーして敵陣5ヤードまで迫ると、最後はTB中川がパワープレーからダメ押しのTDを奪う。9プレー69ヤードのロングドライブでモメンタムをグッと引き戻した(キック成功で21対7)。

4Qもオフェンス、ディフェンス共に粘りのボールコントロールを継続し、ファイナルスコア21対7でPRIMROSEは開幕2連勝を飾った。


総括


今回も厳しい試合だったが、何とか勝つことができた。次節の相手はリーグ内きっての大所帯、東京外国語大学だ。またまたタフな戦いになることは間違いないが、あえて前節と同じことを書く。基本スタンスはこれまでと同じである。相手の強さ云々ではなく己を磨くことに集中し、フレッシュさを前面に出して戦いに挑んで欲しい。

(文:17期 丹野)

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