ゲーム解説

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
埼玉大学 7 14 0 21 42
東京経済大学 0 0 0 0 0

完封で第2節を勝利!

第2節の対戦相手は東京経済大学。同大オフェンスはIフォーメーション。大型のオフェンスラインを擁し、オプションとパワープレーを軸としている。そしてディフェンスはベース43。シチュエーションに応じてセカンダリー陣のラン守備参加があるなど、前節に比してムーブメントを多用している様子だった。


前半戦


先制したのはPRIMROSE(プリムローズ)。自陣30ヤードからの攻撃であったが、WR菊池(#7・1年生・DB兼任)に35ヤードのプレーアクションパスがヒットして一気に敵陣ゴール前まで前進すると、TB比浦(#40・2年生・LB兼任)がパワープレーから4ヤードをねじ込んでTD。1stシリーズでの先制に成功する(キック成功で7対0)。

その後、第1Qはつまらないミスもありやや膠着したが、第2Qに入りTBレイエス(#22・3年生・DB兼任)とFB為野(#17・1年生・OLB兼任)にTDランが生まれ、前半戦は21対0とまずまずの形で終了する。


後半戦


後半戦第3Qは序盤に東経大オフェンスにボールコントロールを許す展開となる。パワープレーとダイブでじわじわと前進するスタイルに、要所でのQBのスクランブルが効果を発揮し、更に自軍の反則も絡んで約50ヤード前進され、FGトライまで持ち込まれてしまう。FGは外れて失点は免れたが、決してセーフティリードとは言えない状況下での東経大オフェンスの後半戦1stドライブであったため、不安含みの後半戦の幕開け・・という感じとなった。

しかし4Qに入り、ようやくディフェンスとオフェンスに良い繋がりが生まれる。東経大の攻撃を敵陣20ヤードでパントに追い込んだPRIMROSEディフェンスであったが、更にこのパントをPR(パントリターナー)松井(#11・2年生)がしぶとい突破から24ヤードリターンし、オフェンスに敵陣46ヤードと好ポジションからの攻撃権を供給する。そして、このチャンスをTBレイエス(#22)の19ヤードのTDランに繋げ、ようやくチームにエンジンがかかり始める。

中盤以降は序盤で好パントリターンを見せたWR松井(#11・2年生・DB兼任)に63ヤードの特大TDパスキャッチが生まれるなど2TDを加点、ファイナルスコア42対0で第2節を勝利した。


総括


ディフェンスに関する記述が少ないが、総じてみるとディフェンスは集まり好く守備できていたと思う(喪失ヤードは100ヤード以下)。また、DE石川(#79・1年生・C兼任)のファンブルリカバーやOLB山田(#52・1年生)のインターセプトなどは、表現するとすれば唯のどストライクのごっつぁんプレーかもしれないが、足を止めずにボールのある所に集まっていくという基本が少しずつ出来てきたことに対する副産物と言えるかもしれない。しかし、次節以降は上位校との対戦となる。正直まだまだ整っているとは言えないチーム状況ではあるが、例え短い練習期間であっても基本の積み上げを怠らず、チーム力を伸ばすことに尽力して欲しい。

(文:17期 丹野)

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