ゲーム解説

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
埼玉大学 0 0 8 0 8
横浜市立大学 14 14 0 17 45

リズムつかめず大敗

第3節の対戦相手は横浜市立大学。同大オフェンスはマルチプル。バックス人材を左右に動かし、ショートパスと中央ランプレーをテンポよく散りばめてくる。そしてディフェンスはベース43。シチュエーションに応じてフロントラインを増やすなど、戦術的にも整っている感はある。


前半戦


先制から14失点まではあっという間の展開。先ずは横市大のキックオフリターン。横市大陣内27ヤードでキックボールを確保した横市大リターナーは中央付近をスルスルっと抜けて独走ルートをキープ。そして、そのままエンドゾーンへと突入し先制TD。PRIMROSE(プリムローズ)にとっては開始わずか十数秒での失点劇となってしまった。

その後、返しのPRIMROSEオフェンスの攻撃も止められて攻撃権は再び横市大へと移動。横市大陣内15ヤードからの攻撃であったが、今度はパスプレーを中心に85ヤードを9プレーかけて攻めきられ、PRIMROSEは加点を許してしまう。あれよあれよ・・の第1Qとなってしまった(キック成功で0対14)。

第2Qに入ってようやくPRIMROSEディフェンスが横市大攻撃をパントに追い込み、流れをつかみかけたかに見えた。しかし、今度はPRIMROSEオフェンスが痛恨のミスを犯す。自陣20ヤードからの攻撃であったが、QB吉田(#9・3年生)の投じたボールが相手LBにインターセプトされ、いきなり、再び、自陣での守備を強いられてしまう。この一球・・。悔いの残る一球となったが、この場面でこの一球が出ないようなチーム作りを全員がもっと意識し、目指さなければならない・・大きな課題と言えるだろう。結局、当然の流れであるかのようにここもあっさりと失点し、後の展開を考えると、あまりにも大きな7失点となってしまった(キック成功で0対21)。

そして、前半は更に7点を追加され0対28と非常に厳しい展開で折り返すこととなった


後半戦


第3Qは最初の攻撃でPRIMROSEオフェンスが一矢報いる。自陣37ヤードからの攻撃であったが、TBレイエス(#22・3年生・DB兼任)への33ヤードのパス、FB為野(#17・1年生)への15ヤードのパスが決まり、敵陣3ヤードまで迫ると、最後はTBレイエスが右オープンからエンドゾーンへと突入しTD。ようやくのようやくで得点する(2点コンバージョン成功で8対28)。

更にその後、ディフェンスでもCB松井(#11・2年生・WR兼任)にインターセプトが飛び出すなどして喰らいついたが、結局、良い流れを形成するまでには至らなかった。そして第4Qに入り、再び失点を重ねてしまう事になる・・。

終わってみれば8対45。全くリズムをつかむことが出来ないまま大敗を喫した


総括


1年生はここまで先輩たちの指導の下よく頑張ってくれた。1年生の力が無ければ今日この第3節の日を2連勝で迎えることは出来なかっただろう。

しかし、負けは負け。1年生が試合に出ていようが、人数が少なかろうが、勝てなければ何も評価はされない。勝負の世界で負けたんだと言うことを4年生まで含め、全員に学んでもらいたい。

いろんな大学生活があると思うが、勝負の世界を選んだんだから勝ち負けにこだわって、ここから更に真面目に練習に取り組んでもらいたい。練習、そして、その積み重ねはきっと裏切らない。いつかその事を体感できる日が来るはずだ。だからこの悔しさを絶対に忘れるな。

(文:17期 丹野)

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