ゲーム解説

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
埼玉大学 21 7 23 7 58
神田外語大学 0 0 0 0 0

開幕戦勝利! 一年生も活躍!

開幕戦の対戦相手は神田外語大学。同大オフェンスはベース、スロットIフォーメーション。そしてディフェンスは43。PRIMROSE(プリムローズ)も決して人数は多くはないが、神田外大もかなりの少人数チームである。しかし、人数の多い少ないではなく、大事な開幕戦において、ここまで積み重ねてきた練習をいかに表現できたのか・・ということが肝要な試合であったと言えよう。


前半戦


先制したのはPRIMROSE。キックオフ直後の第1シリーズ。自陣41ヤードからの攻撃。オープンプレーを左右に数プレー散らして敵陣25ヤードまで前進すると、ここからTBレイエス(#22・4年生・DB兼任)が中央左付近のランプレーで先制のTDを奪う(キック成功で7対0)。

返しの神田外大の攻撃も3回で止め、続くオフェンスの第2シリーズもハーフからと好位置でのスタートとなる。ここからQB吉田(#9・4年生・キャプテン)がWR松井(#11・3年生・DB兼任)に41ヤードのロングパスをヒットさせ一気に相手ゴール前まで前進すると、今度はTB比浦(#40・3年生・DB兼任)が中央ランプレーで上乗せのTDを奪う(キック成功で14対0)。

前半戦は神田外大オフェンスが粘りを見せ、PRIMROSEディフェンスがゴール前まで攻め込まれるシーンも見られたが、何とかTDを奪われることなく切り抜けることができた。また、1年生WR宮川(#18)がPRIMROSEオフェンスとしての今季初TDパスキャッチ(17ヤード)を記録するなど、うれしい場面も見ることが出来た(前半終了28対0)。


後半戦


後半戦はPRIMROSEディフェンスが力を発揮する。神田外大オフェンスが得点を奪うためにパス攻撃で果敢にアタックしてきたということもあり、DB陣がインターセプトを連発する。3Q序盤にはCB菊池(#7・2年生・WR兼任)が相手QBの投じたフラットゾーンのパスをインターセプトし、そのまま35ヤードを走り切ってTDを奪うと、終盤にはSF松井(#11・3年生・WR兼任)がディープゾーンのパスをインターセプトに仕留め、PRIMROSEオフェンスに好位置での攻撃機会を供給。後半戦の加点に貢献する。

そして4Qに入ると、今度は1年生が大活躍する。TBに入った鍋島(#25・DB兼任)、が12ヤードの好ゲインを見せると、続けざまにTB西村(#21)がパワープレーから24ヤードのロングゲインTDランを奪う。TB西村はこの日ポイントアフタータッチダウンのキックも全て成功させ、何気にたくさん点を取っている。

更に4Q終盤にはOLB佐々木(#89・1年生)にも鋭い出足からのQBサックが生まれるなど、フレッシュな勢力の活躍が光った(試合終了58対0)。


総括


開幕戦、何とか勝利することが出来た。また、1年生も随時試合に出場することが出来た。チームとしてプラスに作用したこともたくさんあったと思う。しかし、リーグ優勝そして2部昇格を目指す上でそれに足りていたかといえば、NOだろう。随所に見受けられる雑なプレーや単純なミスは、これからのタフな相手との対戦を想定した場合に致命傷となりかねない。得点を重ねたことに喜ぶよりも、ミスを洗い出し修正する。その事に全力を注いで欲しい。

(文:17期 丹野)

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