ゲーム解説

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
埼玉大学 21 0 7 13 41
東京経済大学 0 0 0 0 0

堅守で二連勝!

第2節の対戦相手は東京経済大学。同大オフェンスはベースIフォーメーション。オプションや左右へのQBランを中心とした攻撃だ。そしてディフェンスはオーキー(52)。重量感あるディフェンスラインを中央に配したトラディショナルな体型だ。


前半戦


先制したのはPRIMROSE(プリムローズ)。キックオフ直後の東経大オフェンスのファーストプレーでの出来事。東経大QBがショートドロップから投じたヒッチ系のパスをOLB為野(#17・3年生・FB兼任)が適切なゾーン取りからインターセプト。そのまま21ヤードをリターンしてTD。いきなりのビッグプレーでチームに勢いを与える(キック成功で7対0)。

更にPRIMROSEディフェンスの勢いは続く。直後の東経大のオフェンスシリーズも3回の攻撃で止めると、東経大陣内28ヤードと好位置での攻撃機会をPRIMROSEオフェンスに供給。このチャンスにWR菊池(#7・3年生・DB兼任)への16ヤードのTDパスが決まり加点。リードを広げる(キック成功14対0)。

更に更に、次のキックオフのカバー時にビッグプレー。東経大キックリターナーのボールをカバーチームの野口(#33・2年生)がファンブルフォース。これを同じくカバーチームの鍋嶋(#25・2年生)がリカバーして、東経大に息継ぎをさせないまま再び攻撃権をゲット。そしてここはTB比浦(#40・4年生・DB兼任)の中央ランで前進してTDを追加。まさに速攻という形でモメンタムを手繰り寄せることに成功した(キック成功で21対0)。

2Qはややオフェンスが停滞するもディフェンスは安定。ファーストダウンをほとんど与えることなく危なげない守備を展開。また、DE岩崎(#55・1年生)らフレッシュマンも相手QBに効果的にプレッシャーを与えるなど活躍。良い仕事をしていた。


後半戦


3Qに入りPRIMROSEが加点。やはり好守から得た敵陣37ヤードからの攻撃。WR宮川(#18・2年生・DB兼任)への6ヤードのショートパスを皮切りに、TB比浦(#40)と西村(#21・2年生・DB兼任)の小刻みなランでゴール前まで前進すると、最後はFB野口(#33・2年生・OLB兼任)が中央ダイブから2ヤードをねじ込んでTD。早い時間で加点することができた(キック成功で28対0)。

4Qもディフェンス→オフェンスの好連携が継続した。PRIMROSEディフェンスが東経大オフェンスをほぼ完璧に押さえこみ、それに応える形でPRIMROSEオフェンスが2TDを上乗せした。また、前節デビューできなかった1年生も数多くプレーし経験を積むことができた。

結局試合は41対0で完封勝利。何とか開幕二連勝を飾った。


総括


なんとか二連勝できた。前節よりも改善が見られたとは思うが、まだまだミスも多く修正点は多い状態と言える。第3節からはいよいよ上位校との対戦が続いていく。難しく言う必要はない。自分と、そしてチームとしっかりと向き合って練習に取り組んで欲しい。出来ないところを一つでも多く出来るようにする。シンプルにそれだけ。しっかりとチーム状態をアップさせて次節を迎えて欲しい。

(文:17期 丹野)

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