2003年度監督所信
3月に入り寒さも緩み、いよいよ2003年度の活動が始まりました。
約3ヶ月のオフシーズン中、選手達は各々怪我の回復や、
昨年の反省に基づいた自主トレーニングに努めてきた筈です。
私自身も監督就任後2年目のシーズンを迎え、今年度の活動開始に当り、
昨年度の反省と今年度の目標を明らかにしておきたいと思います。
昨シーズンの戦績は、1勝4敗で、
三部リーグAブロックの5位に終わりました。
1年前の監督就任早々に、やはりPRIMROSE応援ホームページ上でご披露した、
「優勝を目指す」という決意表明とは裏腹に、
首の皮一枚でなんとか三部に留まったとういう結果でした。
残念な結果ではありますが、この結果は実力を反映した妥当なものであったと、
今は思っています。
つまりPRIMROSEは弱かったのです。
それでも最終戦となった成城大戦では、選手達にも、コーチ陣にも、
絶対に勝てる・勝つのだという気迫が充実し、
最後まで集中力が切れず、接戦の末に勝ち抜いたことは、
三部リーグに残れたということ以上に、
選手たちの自信と自覚を生む大きな出来事であったと感じています。
昨年は様子が飲み込めていなかったとはいえ、
チームの勝利に向けて充分に責任が果たせずに終わった1年でした。
選手の「人数が少ない」、「身体的パワーが不足している」、
「技術的に習熟していない」、「知識の蓄積も不足している」といった課題や、
選手間・コーチ間・コーチ/選手間のコミュニケーションが必ずしも上手くいっていないという問題も抱えていました。
又、人数が少ないことを理由に、
体力づくりや基本的な技術の習得が必要なレベルに達する以前に、
一年生を試合形式の練習に投入し、
怪我を誘発させたさせてしまったのではないかとの忸怩たる思いも有ります。
2003年度はこの反省に基づき、
昨年12月からコーチ間のコミュニケーションを図り、
上級生の選手達ともミーティングも重ねてきました。
コーチ陣の協力を得て、先にあげた課題や問題も、解決・改善の方向に向かっています。
未だ充分ではありませんが、
オフシーズンを通して定期的に開催してきたミーティングの結果、
昨年よりは充実した体制にあるとの実感を持っています。
しかしながらいくら体制を整えても、
選手の実力が向上しない限りPRIMROSEは強くなれません。
そこで今年度当面の練習課題は、基本に立ち返り、
先ず継続的なウエイトトレーニングによる筋力アップと、
ダミーブロック等基本的な練習を反復することによる安定したフォームの形成、
次に昨年度の決め手であったパワープレーを補完できる複数の決め手プレーの確立させることです。
昨年の最終戦で、勝利する喜びと楽しさを実感した選手達は、
アメリカンフットボールへの意識と、
勝利への執念を高め、
2003年度は見違えるような活躍をしてくれることを期待しています。
又その勝利の喜びを選手達と分かち合えるように、
私もコーチ陣も一緒に努力していく所存です。
2003年度の目標は公式戦5戦の内3勝以上!!!
皆さん!今年も引き続き応援の程、宜しくお願いします。
1期吉岡廣太郎
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