監督・コーチの部屋
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2期 田村 靖典 You Can Do It !!
I Can Do!!監督を務めさせていただいています田村です。
平素は、プリムロースの活動にご理解とご支援をいただきましてありがとうございます。また、入れ替え戦に備えた合宿には多数方のご協力をいただきまして、学生になり代わり、改めて御礼申し上げます。
さて、昨年のリーグ戦の成績につきましては、皆さまもご存知のとおり、5戦全敗という不名誉な成績に終わりました。これは、ひとえに監督である私の不徳の致すところで、深く反省しております。幸いなことに、入れ替え戦では、成城大学に25−16という成績で3部残留することができました。苦しみ、悩み、やっとあげた初の勝利でした。私は、監督就任以来、8ヶ月間学生の顔を見てきましたが、あれほど嬉しい顔を見たことがありませんでした。本当に皆嬉しかったのです。私は、あれこそが、今期に向けての原点になると考えています。試合直前に合宿をし、フットボールのことだけを考え、心を一つにして、やっとエリアのチームに勝つことができました。3部でブロック優勝し、2部との入れ替えを目指すためには、あの苦しみの何倍もの練習をしなくてはならないと学生も気がついたはずです。苦しみ抜いて、やっと勝利した喜びは、何物にも換えがたい貴重な経験だと思います。 彼らは、勝利の喜びのためには、自分への如何なる試練も厭わないはずです。 やっと、2部昇格に向けてのスタートラインに立つことができたと確信しています。
人間一人一人の力は、たいしたことはありません。しかし、その一人一人の力を磨き(切磋琢磨)、合わせれば、何十倍もの大きな力になります。その力は無限です。一人一人の力を磨くには、ウェイトトレーニングと基本ドリルの反復練習しかないと思います。ビッグプレーの基本は、あくまでも日々の地道な練習の積み重ねでしかないのです。たった1回のプレーのために、何百という反復練習が必要なのです。それをやり切った者のみが、勝利という喜びを感じえるのです。
「レベルが高いと思った。でもマネできる部分もいくつか見つかった。自分も会場を沸かせたい。」「自分もあのようになりたい。」「レベルが違いすぎる。せめて体つきだけでも近づきたいと思った。」これは、甲子園ボールを見た1年生のそのままの感想です。素晴らしいものは、人をして感動させるし、そこに向って自分を駆り立てます。一歩でも理想に向って歩むこと、一歩でも前に進むこと、それがアメリカンフットボールの精神だと思います。私は、プリムローズの創部以来の伝統は、一人一人の人間、個性を大切にするとことだと思っています。この良き環境の中で、皆が自覚し、日々精進すれば、必ず望みは叶うと信じています。
プリムローズの今年は違います。期待してください。そして、今年もご指導、ご支援よろしく御願いします。
末筆ながら皆様のご多幸をお祈り申し上げます。 合掌。
2005年2月
2期 田村 靖典
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