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今シーズン、PRIMROSEの主将を務めさせていただくことになりました、28期高橋です。昨年の副将に引き続き、重要なポストを任され、私自身大変責任を感じています。昨シーズンは個人的にもチームの力になれず、とても満足のいくシーズンとは言えませんでした。先輩方を気持ちよく引退させてあげられなかったことが、今でも後悔として心に残っています。
今年は4年にもなりますし、学生としての最後のシーズンになります。チームとしても昨年最下位ということで、まさに「がけっぷち」からのスタートです。上にあがるしか道がない分、危機感を持ちつつも、いい意味で開き直って練習に取り組めることが、チームにとってプラスになればと思っています。
先日、雑誌『Number』の中に気になる記事を見つけました。
『96年3月24日、高温多湿で知られるクアラルンプール。その地に建つシャーアラムスタジアムがアトランタ五輪アジア地区最終予選準決勝・日本対サウジアラビア戦の舞台だった。 この試合で主役を演じたのが、当時22歳の前園真聖である。 ・・・・・。』
彼はこの試合で自ら2ゴールをあげてチームの勝利に貢献し、日本代表を28年ぶりとなる五輪出場に導きました。試合終了のホイッスルが鳴るまで、キャプテンとしてチームメイトを鼓舞し、足がもつれてフラフラになるまで走り通した前園の姿は、当時12歳だった私に強烈なインパクトを与え、その記憶は今でも鮮明に憶えています。
私も今年で22歳になります。なかなか実感は湧きませんが、あの時テレビの中で輝きを放っていた前園真聖と同じ歳になってしまいました。今はまだ不安でいっぱいですが、シーズン開幕時にはあの日の前園に少しでも近づき、チームを引っ張る存在になれるよう努力していこうと思います。
最後になりますが、監督をはじめコーチ、OBの皆様には日頃からいろいろと支援をしていただき、大変感謝しています。まだまだ未熟でわからないことだらけの私たちですが、今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。