28期、副主将の菊野です。まずは4 年間埼玉大学で、アメリカンフットボールを続けることが出来たことをうれしく思います。そして、今季もプリムローズを強く支えてくださった監督、コーチ、OBの皆さんへの感謝の言葉を贈ら せていただきたいと思います。ありがとうございました。
今年1年間を振り返ってみると、正直言ってやはり苦しいシーズンだったと思います。結果を見てみると、シーズン を通して勝利したのはたったの1 度のみ。そしてシーズン終了後には入れ替え戦の抽選に出ることとなり、われらが主将・高橋一隆の神の手が炸裂して入れ替え戦を回避し、命からがら3 部に残留したという次第です。胸を張って人に言える結果を残せなかったことを本当に悔しく思います。そして、そういう結果に終わってしまった一番の責任は、当 然チームの最上級生である我々4 年生にあります。そのことを考えるとシーズン中や終了後は、自分に対する悔しさと、ついてきてくれた下級生や支えてくれた監督・コーチ・OBに対する申し訳なさで、夜中に寝付けない日が沢山あ りました。今季を振り返った時にまず感じるのは、どうしても後悔と自責の念であるということが否めません。
勿論、我々が今年一年何もしてこなかったわけではありません。春には練習試合や定期戦を行い、夏には体力づく りや筋肉トレーニングを合宿を通じて行い、シーズンに向けて休まず練習を行ってきました。それでもこのような結 果に終わったのはなぜなのでしょうか?答えはとてもシンプルなものです。ひとえに努力が足りなかったということ 。練習に対する努力、部員の人数を増やすことへの努力、アメリカンフットボールというものを考えて行う努力。そ して同時に、これらの努力は相手チームも当然おこなっている事なのです。まして今季の対戦相手は、実績をみると 明らかに格上のチームばかりでした。彼らと同じだけの努力をしたとしても、勝利することが出来るとは限らないの です。
勝負の世界というのは本当にシンプルなもので、強いほう、より努力をしたほうが勝つもののようです。そしてシ ンプルであるが故に、それが何より難しい。この事は、常日頃から監督・コーチの方々に言われてきたことでした。 それでもそれを本当に実感できるようになったのは、シーズンが終わってしばらくしてからだったように思います。 全力で互いの力を出し合いながら、勝利に喜ぶことが出来るのはどちらか一方だけ。勝負というものの厳しさ を真に理解しないままで、4年間を終えてしまったように思えて、それがとても心残りです。
ここまでなんともネガティブなことをつらつらと書き連ねてしまいましたが、プリムローズに入ってアメフトをし てきたことを後悔する気持ちはまったくありません。つらい事も多々あったし、怪我もしました。それでも自分はプ リムローズにいることで得たものが沢山あったし、なによりチームメイト達と過ごしてきた年月はとても楽しいもの でした。これからの人生でこのような貴重な時間を過ごすのは、どうやら結構難しそうです。だから、自分はプリム ローズで4年間アメフトをやってきた、ということだけは胸を張って言いたいと思います。今後はプリムローズの現役 として試合をすることは出来ないけれど、どんな戦いの場でも、プリム魂を胸に秘めて戦っていこうと思っています 。
最後にもう一度、支えてくださった監督・コーチ・OBの方々、応援してくださった方々、一緒に戦ってくれた後 輩のみんな(プレイヤーもマネージャーも!)、そしてなにより、共に4 年間を過ごしてきた同期のみんなに、感謝の意を示して終わりとさせていただきます。
本当にありがとうございました。