副将 薮本昭雄
我々が最上級生として部を引き継いだときからずっと,我々はリーグ優勝と二部昇格を目指すと言ってきた.春シーズンも,夏の練習も,秋の公式戦が始まってからもずっと言ってきた.それで第二試合までは勝つことができた. しかし,第三試合で千葉大に負け,ずっと目指してきたものはもう手の届かないものとなってしまった.
今年の試合の内容をふりかえってみると,自分を含めライン戦で負けていたことが非常に悔しい.それは公式戦だけのことではなく,春の千葉戦や夏の試合の敗北でも言えたことだった.それをその後の練習でもカバーできなかったこと.これがラインを率いてきた自分の責任であり,罪ですらある.公式戦でも,ラインが相手より弱かったために,特に最終戦では攻めきれずにFGに頼ることになってしまった
今年は練習もそれ以外も下級生も含め全員が同じ目標に向かってやってきたはずだ.試合ではそれを示せなかったが,勧誘の成功ではそれを形として示すことができた.それにより練習の内容も去年よりもより実戦に近い形をつくることはできた.しかしその一方で1年生が多く上級生が少ないというアンバランスな状態にもなってしまい,去年までよりも一年生ひとりひとりの育成が不足してしまったように思う.自分の指導力があればもっと一年生にも,それ以外にもよい練習ができたのではないだろうかと思う.
来期,自分はもうもちろんアメフト部員ではない.しかし部に協力できることはまだまだある.自己満足かもしれないが自分の今までの不足を取り戻すためにも来期の後輩に協力し,そして優勝を勝ち取って欲しいと思う.