メッセージ from プリムローズ

第57回、42期:シーズンを振り返って

金澤太一 #3

私は3年生のときまで、大事な場面で試合に出ることはほとんどありませんでした。試合には常に先輩が出ており、チームを勝利に導いてくれていました。そのことを心の底から悔しいと思ったことはありませんでした。「チームの勝利のためだから仕方ない」そう思っていました。「自分が出られなくても勝てれば満足だ」と。

頑張っていなかった訳ではありません。日々の練習で手を抜いたことはありませんし、声出しもかなりしていた方です。

ですが、それでは体育祭で「絶対勝つぞ!」と言っている中高生と同じです。 自分より優れた選手を追い越し、チームを勝利に導くための本当の努力をし、強い気持ちを持つことこそが本当に勝ちたい選手のあるべき姿だと私は知っていました。しかしどこかに諦めの気持ちがあり、そのように出来ていませんでした。

4年生になり、完全に気持ちは切り替わりました。チームを自分が、自分たち4年生が勝たせたいと強く思いました。絶対に超えられない武器を持つ選手との差を、どうすれば詰められるのかを考え、訓練してきました。

しかし、結局チームを勝たせることは出来ませんでした。色々な後悔が頭にはありますが、全ては練習不足、想定不足の二言に収まります。

後輩にはこんな気持ちを抱えたまま引退して欲しくない。しかし、負ければ必ず後悔することになると思うので、来シーズン、何としても優勝して欲しい。

最後になりますが、お忙しい中指導してくださった監督、コーチの皆様、応援に足を運んでくださったOB,OGの皆様、一番身近なサポーターとして支援し続けてくださった保護者の皆様には感謝の念に堪えません。 ありがとうございました。