メッセージ from プリムローズ

第31回、シーズンを終えて

#78 金澤正輝

二部昇格を目標に掲げスタートしたシーズンでしたが、今季は正真正銘二部でプレーしてきたチームが壁として立ち塞がってきました。私たちが過去に見てきた「三部の相手を打倒したすえに二部を倒せばよかったシーズン」ではなく「三部リーグ内に二部格の相手がいる困難なシーズン」となりました。オフシーズンのウェイトトレーニング、勧誘活動と今季のチーム基盤を整えることからこのチームはスタートしましたが、肝心の勧誘ではアメフトの良さを新入生に伝えることができず、目標人数に届かない結果となってしまいました。加えて、春と夏の試合では二部の相手に、十分にプレーを遂行することができませんでした。秋の公式戦に向けて手応えを掴むどころか大きく改善を行わなければならない事態となりました。それらを反映してか、いざ本番の秋シーズンでは初戦から優位に立った試合を展開することが叶わず、応援してくださった皆々様には非常にご心配をかけてしまったと思っております。一方でその反省を生かし、その後のニ戦は勝ちを重ねることができました。そして第四節。去年のシーズン終わりから意識していた強敵と当たる日を迎えました。リーグ戦内の本番とも言える試合でありました。先取点によって優位に立ちますが、そのリードを生かすことができずに敗退を喫することとなってしまいました。

二部昇格に挑むことすらできなかったことは非常に残念であり、前述のように前途多難な舵取りばかりしてきた四年生の一人として非常に申し訳なく思っております。

しかし、一方でこんな私たちを支えてくれた皆々様の支援の有り難さを噛み締めています。このように二部入替戦を出場をかけた試合にでることが出来たことは、共に試合に臨んでいただいたコーチ陣やOB・OG、後輩プレーヤーにマネージャー、そして私たちに声援を送り続けてくれた保護者の方々の想いの成したものであると思っています。四年間の集大成をこのような形で迎えることが出来て、非常に得難いものを得た多幸の中で感謝を申し上げたいと思います。 四年間有難うございました。