メッセージ from プリムローズ

第31回、シーズンを終えて

#76 前田啓勝

「シーズンを終えて」という文章を綴るにあたり、初めに書きたい事があります。シーズン通して僕らを支え応援してくださいました保護者の方々、OB・OGの方々そして、指導をいただいた監督、コーチ陣、そして、今シーズン時間を共有してきた部員に感謝感謝です。自分が引退のその瞬間までグランドに立てたのは皆さんのおかげだと思います。

思えば早いもので、大学に入学しアメフト部に勧誘を受けたのがもう4年前のこと。恥ずかしながら、あの頃の自分は男子校を卒業し、サークルでも入って華やかな大学生活を送る妄想で頭がいっぱいで。そんな浮ついていた時にアメフト部の先輩に勧誘を受けたのです、「アメフト?そんな泥臭くて男ばかりの生活なんて嫌だ。」と入部するつもりなんて少しもなかったのですが。グラウンドで真剣に部活動に取り組み、きらきら輝く先輩方に憧れ、気づけばアメフト部の一員になっていました。それから、つらいこともたくさんありました。練習後に一人涙を流したこともありました。入部を後悔した時期もあります。それでも今なら言えます、「この部活に入って良かった。この四年間の経験は自分にとって必要な時間だった。成長できた。」と。

今シーズンは皆に支えられている事を感じた一年でした。シーズン最初にセンターというポジションをやることになり、練習や試合ではミスをし、チーム全体に多くの迷惑をかけました。戸惑う中このポジションで一年間やれたのは同期のみんなのおかげだと思います。面と向かって言うのは恥ずかしいのでこの場を借りて、感謝を伝えたいと思います。QB陣へ、休みの日や講義のない時間を嫌な顔をせず自主練に付き合ってくれてありがとう。ライン陣へ、慣れないポジションで分からない事ばかりでたくさん迷惑をかけた。フィールド内でたくさん助けてもらった。ありがとう。同期のみんなへ、自分のことで頭がいっぱいで4年生としてチーム運営に携わることはほとんど出来なかった。負担もかけたと思う。それでも、そんな自分を嫌な顔もせず支えてくれた。ありがとう。後輩の皆へ、不甲斐ない上級生だったと思う。例年の4年生と比べ足りてない部分はたくさんあった。それでも、慕い支えてくれた。ありがとう。「感謝」今シーズンを通して一番強く感じた思いでした。  最後に、後輩たちへ一言。「がんばれ。」。来シーズンが後輩たちにとって最高のシーズン・・・最高の思い出になることを願って…。