メッセージ from プリムローズ

第31回、シーズンを終えて

#17 佐藤大介

最終戦から数日経ったが、あまり引退という実感が湧かないのは自分だけだろうか。まだ水金土日と練習があってもおかしくない気持ちでいる。PRIMROSEに正式入部してから実に3年半、それほどアメフトが自分の日常的な、むしろ生活の中心になってしまっていたように思える。私服よりも練習着の方が多く、娯楽よりもアメフトにかけたお金の方が多い。部室には足しげく毎日通い、大学の友達はやはりアメフト部員の方が多かった。4年間の大半をそのアメフト仲間と過ごし、朝から晩まで一緒にいることは珍しくなかった。文字通り、同じ釜の飯を食い、裸の付き合いだった。いいたいことも言い合った。だからこそ信頼できた。先輩後輩をはじめ、そんな大切な同期と過したこの4年間、本当に最高の4年間だった。

今シーズンを振り返ってみる。

去年の最終戦を終えてこのチームは始動した。目標はもちろん2部昇格。その目標を達成するには大きい壁、防衛大学と同じブロック。それだけでなく、近年人数が増え、勢いのある外語大とも同じブロックだった。 そんな中で練習が始まり、特に今年の春は、例年になく練習試合や合同練習が多く、また連敗続きで自分たちの力のなさを痛感させられてきた。チームにとって本当に辛い時期だったと思う。また夏に入っても練習の厳しさが増す中で、記録的猛暑による体調不良者の続出。いち4年としてこれを改善する策を講じれず、不甲斐なかった。結局、主将と主務のマネージャーに頼りきりで、申し訳なかった。 9月にシーズンイン目前にしてなんとか好転を始め、シーズン1戦1戦を勝ち抜いてきた。第3節の外語大に勝ったときは、本当に嬉しかった。しかし目標はあくまで"2部"。次節の防衛大戦が事実上の決勝戦となり、チーム一同身を引き締めた、はずだった。結果は敗退。悔しかった。勝てない相手ではなかったと強がりを言えるほどだったから。詰めがあと1歩足りなかった。そこを詰められなかったのは4年の責任である。 後輩たちはこの1年、本当によくやってくれたと思う。QBはもちろん、4年が多い中で後輩の活躍が目立っていた。1年の活躍がなかったら外語大にも勝てていなかったと思うし、2,3年はすでに主力メンツだし。特にLBの後輩にはいろいろ口うるさく言い過ぎました。ごめんね。マネージャーも人数が少ない中で、チームを第一に考えて朝早くから夜遅くまでお仕事をしてくれて本当に感謝してもしきれません。自分の中でのマネの存在は大きく、マネージャーなしでは正直何もできないと思えるほどです。どうか来年もプレーヤーのマネジメントをよろしくお願いします。

最後に、不自由なくアメフトに打ち込ませてくれた両親を始め、4年間親身にご指導頂きましたコーチ陣、たくさんのOBOGの緒先輩方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。