メッセージ from プリムローズ

第42回、37期:シーズンを振り返って

及川 創太

シーズン前に負傷者が増え、不安要素を残す状態でスタートした2014シーズン。結果は入替戦敗退。このシーズンを個人的に振り返りたいと思います。

ほとんどが初心者の大学アメフト。素人で終わるか、アメフト選手で終わるかは自分次第。正直、私は多くのことをアメフトと天秤にかけ、犠牲にしてきた。大学生活を振り返ると、部活以外の思い出はほとんどない。だからこそ、無駄な4年間ではなかったと証明できる結果を残したかった。また、我の強い私は部活を通して様々な人に迷惑をかけてきたと思う。それでも支えてくれた人たちに私ができる恩返しは「2部昇格」だけだった。特に、どんな時でも見捨てずに指導して下さり、最後まで試合で使って下さった監督や、一年生の時から一緒に練習し、教えてくれた先輩たちには、その思いが強かった。

結果は出せなかった。一年を振り返ると、やはり甘い部分、妥協した部分はたくさんあった。満足していたわけではないが、今思うとその取り組みの甘さ、自分にも、そして後輩にも徹底的に厳しくできなかったその詰めの甘さが、敗因なのだと思う。

シーズン前に、ある大学の監督さんと話す機会があった。そこで、負けるのは監督の責任ではなく、4年生の責任だ、という話をした。当然だと思う。チームを作るのはあくまで4年生。しかしその点で自分は何ができたのだろう。幹部に任せっきりの部分はなかっただろうか。やるべきことは後輩たちに徹底できただろうか。理想のチーム像は描けていても、それを全員に浸透させることの難しさ、「チーム作り」の難しさを知った1年だった。

ネガティブな事ばかり目立つが、やはりこの4年間で得たものは大きい。本気で取り組んだからこそ得られる失敗や、反省こそ、今後の人生を生きてく上で糧になる要素だと信じている。「頭のおかしいやつ」として、はしゃいで仲間と暴れまくった4年間は本当に最高だった。特に同期は最高のメンツだった。みんなありがとう。

後輩たちには期待しています。自分の勧誘した代が2部に行く姿が見たいです。君たちが監督を「漢」にしてください。あと個人的に、LB陣の活躍を楽しみにしています。やっぱ盛り上げ役はLBじゃないとつまんないです。闘志むき出しのアツいプレーを期待しています。

最後になりましたが、4年間、休日返上で指導していただいた監督、コーチの皆様、忙しい中、試合会場でいつも応援してくださり、また資金面でも多くの援助をいただいたOB・OG・そして父母会の皆様、部活と学業を両立できる環境を提供して下さった大学関係者の皆様、アメフトを最後まで続けさせてくれた両親、そして一緒にグラウンドで練習した多くの先輩、後輩、同期、すべての方に感謝しています。この恩は決して忘れません。本当にありがとうございました。