2020年3月新たにスタートしたチームは未曾有の危機をもたらすコロナウイルスにより活動停止を余儀なくされました。「さぁ、ここからだ。」というときに出鼻を挫かれましたが、練習再開後も多くの障害がありながらも2部昇格を信じて練習に取り組んでいました。しかし、9月に2部に昇格できるチャンスすらないことを伝えられ、自分自身も2部昇格という目標が日々の練習に取り組むモチベーションとなっていた為に「後輩へバトンを繋ぐために」という言葉を口にしてはいましたが練習中に、ふと。「なぜ、今走っているのだろうか。」「なぜ、ウエイトに取り組んでいるのだろうか。」という疑問を生じなかったといえば嘘になります。しかし、そんな中でも主将の田村をはじめ同期部員の強い意志により、私も自然と「特別なシーズンで優勝して後輩たちにバトンを繋ぐ」という目標に自分自身も強い意志を持つことができました。私の中でなによりもPRIMROSE43期は昇格するチャンスがない可哀想な代であったと思われたくなかったです。その中で優勝することで43期としての軌跡を残そうと私は考えました。
しかし今シーズンは蓋を開けてみれば、優勝はおろか3位という結果に終わってしまいました。自分自身も4年生として不甲斐ないプレーをしてチームに迷惑をかけてしまい、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。これも自分の中にある、練習に取り組む甘さが原因であったと感じます。また、4年生として後輩たちに何を感じてもらい、何を残すことができたのか、明確な答えがでないまま引退を迎えてしまったことに後悔が残ります。
しかし思い返せば、埼玉大学合格発表でアメフト部の先輩に勧誘を受け、そこから約4年間、様々な経験をさせていただきました。私は大学生として多くの選択肢がある中で部活動を選択したことには後悔はありません。部活動で感じた気持ち、価値観の揺さぶり、一つの物事に打ち込めた経験は自分の中での大きな学びとなりました。また素敵なPRIMROSEの同期や先輩、後輩に出会えたことがなによりの喜びです。ありがとうございました。
また、4年間ご指導いただきました監督・コーチの皆様、ご支援ご声援くださいましたOB・OGの皆様、保護者の皆様には本当に感謝しています。ありがとうございました。