異例のシーズンを終えた今感じていることは、結果への悔しさと、例年通りのシーズンであったらという残念さです。
今年はトーナメント方式で2試合のみのシーズンとなり、結果は1勝1敗で3位でした。4チームの参加トーナメントでしたので、明確に「下位」という結果でした。私たちが今シーズンめざしていた目標は2部昇格であり、それを胸に練習やウエイト等に取り組んできました。しかし3位という結果は、私たちの取り組みが全く2部昇格に及んでいないという事実を、私たちに伝えてくれました。次のチームでも、2部昇格ということを目標に掲げて達成しようとするときには、私たちの代のときよりもさらに多くの犠牲を払い、フットボールと向き合うことが要求されるということです。犠牲を払うのは誰しもが厭わずできることではありません。それでも、次のチームに残されたメンバーはそれが成し遂げられるメンバーだと私は信じています。
また、今シーズンの異例な取り組みの中で「普通の年であれば…」と考えたことは1度や2度ではありませんでした。そういった思いを後輩たちにはしてほしくありません。特に最終学年のメンバーにはそういった思いをしてほしくないと感じています。実際には、現時点(2021年1月中旬時点)では緊急事態宣言下であり、その僅か1ヶ月ほど前までシーズンを行えたこと自体が奇跡のように感じられます。そういった状況を踏まえれば、試合が無くならなくてよかったじゃないか、と考えるしかないということはわかってはいますが、通常のシーズンの中で自分たちの力を試したかったという気持ちは拭いきれません。今後、社会がどのようにコロナウイルスと向き合っていくのかは定かではありませんが、実力が試せる場が少しでも無くならないことを、今後はOBという立場から、願っています。
最後にはなりますが、監督コーチの皆様、OBOG・保護者の皆様、全ての関係者の方々のご協力無くしてチームは成り立たないということを、特に今シーズンは感じるシーンが多々ございました。金銭的なご支援、温かいお言葉をかけていただいたこと、思い起こせば今シーズンだけでも数えきれません。感謝してもしきれませんが、皆様が私たちの活動に期待し続けてくださっている限り、選手・マネージャー一同発奮させられ続けています。
関係者の皆様、4年間ありがとうございました。