このチームでアメフト生活を過ごした4年間はとても長いようで、あっという間でした。
ついに4年になり、新たなチームで今年こそはと2部昇格を目指し進み始めてすぐ、私たちに大きな壁が立ちはだかりました。思うように活動ができず、チームもまとまらず、何度もこのままではいけないと焦りを感じました。さらに例年通りのシーズンを迎えることができないと決まり、2部昇格という私たちの目標が消えてしまい、正直やるせない気持ちでいっぱいでした。
今まで下級生として学んできたことは無駄だったのか、何のために頑張ってきたのかさえ分からなくなり、苦しい日々が続きました。同期とひたすら語り合い、泣いた日もありました。
そんな中、「やることは変わらない」と、私たちはこのチームで優勝することを新たな目標とし、シーズンに挑むことを決意しました。後輩に勝つ喜びを知ってもらいたい、そして私たちを支えてくださっている全ての方々に恩返しをしたい、それが私たち43期の想いでした。
しかし、どんなに強い気持ちを持っていても思いどおりにはいかず、周りとぶつかることが多々ありました。心が折れそうな時もたくさんありました。それでも頑張ってこれたのは、多くの支えがあったからでした。
常に私たちのことを一番に考え、指導してくださった丹野監督・コーチの皆様。様々な場面で応援・サポートしてくださったOB・OG・保護者の皆様。上手くチームをまとめられない中、それでもついてきてくれた後輩たち。たくさん怒ることもあったけどなぜか憎めない同期プレイヤー。そして、この4年間で1番一緒に笑って泣いた同期マネージャー。 素敵な仲間に出会うことができました。
振り返ると、私はマネージャーとしての努力が足りなかったと後悔しています。頭では分かっていてもなかなか実行できず、それがシーズンの結果に繋がってしまったと思います。チームをまとめる立場であったにもかかわらず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、PRIMROSEのマネージャー、幹部を務めさせてもらったことは、これから社会に出る私にとってとてもいい経験になりました。
きっと後輩たちもこれからたくさんの壁にぶつかることがあると思います。それでも、周りで支えてくださる方々、そばにいる仲間を信じ、乗り越えていってください。みんななら大丈夫、応援しています。
最後になりますが、丹野監督をはじめ、最後まで熱心にご指導してくださったコーチの方々、応援してくださったOB・OG・保護者の皆様、本当にありがとうございました。 埼玉大学アメリカンフットボール部PRIMROSEに出会うことができて本当に良かったです。4年間幸せでした。