メッセージ from プリムローズ

第63回 シーズンを振り返って

鎌塚崚多 #50

チームやポジションの後輩を少しでも引っ張る4年生という立場になり、毎日部活の事ばかり考えるようになった頃に気付いたことがありました。3年生までの私は本気で勝ちたいと思っていなかったということです。さらに言えば春シーズンで自分の実力を思い知らされるまでです。アメフトに向き合っている時間から、それが顕著に分かりました。何が違うのかと言えば当然、「負けたら後が無い」「結果で恩返ししなければいけない」という気持ちの部分です。負けたら後が無い先輩方がいる事や、部活動に関わって頂いている人の気持ちを考えることが出来ていなかった自分が本当に情けないです。もし1年生の頃からこの熱量でアメフトに向き合っていたら、と考えると申し訳ない気持ちと後悔の気持ちが込み上げて来ます。

そんな事を考えながら迎えた今シーズンでしたが、結果は3部リーグ残留となってしまいました。個人の実力としても、チームを引っ張る4年生としても非常に不甲斐ない結果になってしまいました。これも私が4年生になってから、焦ってアメフトに取り組んだ結果と言えます。申し訳ない気持ちと後悔の気持ちしか残りません。

もし後輩達が読んでくれたら、これを機に更にアメフトに強く取り組んで欲しいです。最高学年の後輩達も、後悔しないための気持ちの切り替えはまだ間に合うはずです。自分を律し、仲間を鼓舞しチーム力を上げて、来年必ず2部に昇格して欲しいです。

最後にはなりますが、監督、コーチの方々、応援してくださるOB.OG、保護者の皆様には本当に感謝しています。このチームに4年間所属させていただき、1人のアメフト選手としてだけではなく、人として成長させていただきました。4年間本当に有難うございました。