今シーズンを振り返ってみますと、勝つということはこんなにも難しいことなのだと痛感させられた一年でした。厳しい春練を乗り越え、技術、体力ともに力が付いたと実感した上で挑んだ6月の朝霞ボウルでは、1勝もすることができませんでした。もちろんこれは、私たちの取り組みが足りなかったことが原因なのですが、その後も、どうして勝てないのだろう、何のために辛い練習をしているのだろうと思い悩む日々が続きました。それでも、勝つためにはやるしかない、その思いだけで何とか練習に取り組んできました。今年のリーグ戦は、終わってみれば2勝1敗という結果でした。東京外語大に勝っていれば念願の二部昇格が達成できたと思うと、後悔の思いでいっぱいです。しかし私は、第二節創価大学戦の直後、今年のチームが初めて勝利を手にした時に涙が止まらなかったことも鮮明に覚えています。勝つことはこんなにも嬉しいものなのだと感じた瞬間でした。後輩たちにはぜひ、来シーズン以降も勝利の喜びを味わえるよう練習に励んでもらいたいと心から思います。また、この4年間で私は多くのことを学ばせていただきました。好きなことに打ち込める環境があること、支えてくださる方々がたくさんいること、これらは決して当たり前ではないのだと強く実感しました。4月からは、人とのつながりや感謝の気持ちを大切に、新たなステージで頑張りたいと思います。
最後になりますが、コロナ禍にも関わらず毎週のように指導してくださった丹野監督、コーチ陣の皆様、あたたかい応援をしてくださったOB、OG、関係者の方々、辛い時、心の支えとなってくれたチームのみんな、そして、4年間部活動を応援してくれた両親には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。今後は私もOBの一員として、少しでもPRIMROSEに恩返しができるよう励んでまいります。