メッセージ from プリムローズ

第63回 シーズンを振り返って

嶋田匡史朗 #43

私はシーズンが始まる少し前に前十字靭帯を切ってしまいました。リハビリ等をしましたが、試合に出られる状況にすることができず、試合に出ることは出来ませんでした。4年間の練習の成果を試合で発揮することができず悔しく思います。特に1年生の頃に筋力トレーニングを軽視して筋力トレーニングをちゃんとやらなかったため、体が絶えられず4年生の大事な時期に怪我をしたのだろうと思います。練習試合に出してくださった監督やコーチには本当に申し訳なく思っています。

しかし、この4年間を振り返ると、楽しかったことが多かったと思います。特に4年生になってからが楽しかったです。オフ明けのラントレでは目標のタイムを設定し、自分の走るペースを意識したり、寝る前にストレッチをしたりすることで目標のタイムをクリアする、さらに上のタイムを設定する、それをクリアするために…というサイクルがあり、尽きない目標に向かって試行錯誤し成功していくことが楽しく思いました。また、プレーに関しては4年生の夏休み明けくらいから急にパスキャッチの精度が上がり、毎日の部活が楽しみになっていました。ただ自分がとれる回数になるまでの試行回数に達しただけかもしれませんが、足が遅い自分でもどうにか出来ることが分かって楽しかったです。

しかし、これらのことは入部してから監督がおっしゃっていたことに通じることが多く、それを4年生になってから分かったとなるといかに自分が失礼なことをしていたのか分かりました。せめてあと1年でも目標の設定や反復の重要性に気づき、実行に移していれば自分が試合に出る世界線もあったのではないだろうかと最近よく考えてしまいます。

同じ事を言うようですが、この4年間は楽しかったです。ただ、その楽しさの中には多少の後悔が入っています。今後の人生において何かに取り組み、それが終わったときに後悔が残らないように、その時その時で出来ることを全てやりきるようにしていこうと思います。

最後になりますが、お忙しい中指導して下さった監督・コーチの皆様、ずっと応援して下さったOB・OGの皆様・保護者の皆様4年間本当にありがとうございました。