メッセージ from プリムローズ

第48回、39期:シーズンを振り返って

金田 祥平

昨シーズンのリーグ2位という結果。この結果から、今年のシーズンは始まりました。練習試合も含め、全勝し、油断なく入れ替え戦までいこう。そんな目標を立てて新チームを作り始めたのを思い出します。

私たちの代は入部当初から、先輩が多くいたこともあり、一年から試合に出ていたという人材はおらず、また、大学までにアメフトを経験していた人間もいない世代です。アメフトの試合経験という面で、これまでより大きく劣っていたといえます。そのため、基本のきの字からしっかりと固める練習が多かったと感じます。体を作り、基礎を固め、全体の意思を統一する。難しい作業でしたが、秋季リーグ戦でその部分が発揮できたのだと思います。そして、リーグ戦は優勝しました。

入れ替え戦。正直あまり覚えていません。試合を後から見直して、こんなことあったなと振り返るばかりで、実感を伴った記憶にはなっていません。覚えているのが、勝った瞬間の喜びと、ベンチに向かうときに見た、観客席の盛り上がりです。こんなにたくさんの応援の中でやったのかという驚きと、その全員が喜んでいるのを見た安心感は鮮明に思い出されます。

私は、全くのアメフト初心者として、大学のアメフト部に入部しました。それまでは、人とぶつかるなんてことがない球技(テニス)をやってきました。まず、自ら誰かにぶつかりに行くことからして、よくわからないという状況だったのです。そんな状況から、監督やコーチ、先輩方から、あれやこれやと世話を焼いてもらいました。やっとましになった途端、今度は、けがで長期の離脱。動くのもままならないときには、両親には多くの協力をもらい、また負担をかけてしまいました。

この長期の離脱は、体力の面でも、技術の面でも、経験の面でも大きく後を引いたと思います。四年になり、周りは同期か後輩のみとなると、何か言うにも引け目を感じ、いつも不安を感じながらの発言で、要領を得ないことも多かったと思います。それでも、強いチームが作れたのは、同期や後輩の協力や助力があったからでしょう。

振り返って、四年間のアメフト部の活動は、様々な人に支えられていたのだと思います。多くが初心者ばかりであった私たちを熱心に指導くださった監督、コーチの方々。試合に、練習にと様々な応援をくださったOB、OGの方々。アメフトが満足に出来るよう支えてくれた両親。ともに練習し、大きな力を生み出した仲間。すべてがあって、最高の結果が出たのだと思います。ありがとうございました。